【プログラマーの年収】男性・女性別に「年齢ごとの平均年収」を解説【どの年齢でどう推移する？】

こんにちは！

システムエンジニアのShioです。

 

 

この記事では、

といった疑問にお答えしています。

 

突然ですが、あなたは「プログラマーの仕事」にどんなイメージを持っていますか？

 

「仕事がむずかしそう」、「給料が高そう」など、人によってイメージは様々だと思いますが、「プログラマー」に興味がある人の中には、

・「プログラマーって、どの年齢でいくら稼げるの？」
・「男性と女性で、年収額にどのくらいの差があるの？」

といったことが気になる人もいるんじゃないでしょうか？

 

そんな疑問にこたえるために、今回は「男性・女性プログラマー」の「年齢ごとの平均年収」について、調べてまとめてみました！

 

この記事の概要は、以下のとおりです。

 

今回の記事では、「男性プログラマー」と「女性プログラマー」の「年齢ごとの平均年収」と、「男性・女性でどのくらいの差があるのか」について解説しています。

 

プログラマーの「年齢ごとの平均年収」が分かれば、IT業界・エンジニアへの就職・転職活動の検討材料や、モチベーションアップに活かすことができます。

 

男性・女性プログラマーの年収に興味がある人は、参考にどうぞ。

 

【プログラマーの年収】男性・女性別に「年齢ごとの平均年収」を解説【どの年齢でどう推移する？】

それではここからは、プログラマーの「年齢ごとの平均年齢」についてご紹介します。

 

①男性・女性プログラマーの「平均年収」はどのくらい？

まずはじめに、男性・女性プログラマー全体の「平均年収」についてご紹介します。

 

この記事では、政府統計データ「賃金構造基本統計調査」を参考にして、「プログラマー」の「推定年収額」を算出しました。

 

その結果、男性、女性プログラマーの「平均年収額」は以下のとおりでした。

参考：賃金構造基本統計調査

 

※ご紹介している内容は、この記事を書いている時点（2020年2月時点）の最新版データ、「H30年の調査結果」を元にして算出しています。

 

 

 

それでは、「年齢ごとの年収額」はどのくらいの違いがあるのでしょうか？

 

ここからは、男性・女性別に、「年齢ごとの年収額」がどのように推移していくのか、見ていきましょう。

 

②「プログラマー（男性）」の「年齢ごとの平均年収」推移

まずは男性プログラマーの方から、「年齢ごとの平均年収」の推移を見ていきましょう。

 

※ここからは、データが見やすくなるように、表とグラフを使って解説していきます。

 

下の表が、男性プログラマーの「年齢ごとの平均年収」をまとめたものです。

参考：賃金構造基本統計調査

 

赤色の枠で囲んでいるところが、男性プログラマーの年収が一番高くなっている年代です。

 

この表を見る限り、男性のプログラマーは「55歳～59歳」の定年間際の年代で、一番年収が高くなるようですね。

 

 

では、「年齢ごとの平均年収」の情報を、もう少し見やすくまとめてみましょう。

 

下の図は、先ほどの「年齢ごとの平均年収」の表をグラフ化したものです。

参考：賃金構造基本統計調査

 

このグラフを見ると、男性プログラマーの年収は、３５歳頃まで右肩上がりに伸びていくようです。

 

その後は、３５歳～４９歳までは横ばいの年収が続き、５０歳～定年まぎわの59歳までにグンと上昇する、という結果になっていますね。

 

６０歳以降は、定年をむかえることもあってか、年収額は４００万円くらいまでダウンするみたいですね。

③ 「プログラマー（女性）」の「年齢ごとの平均年収」推移

それでは続いて、女性プログラマーの「年齢ごとの平均年収」の推移を見ていきましょう。

 

※こちらも表とグラフでご紹介していきます。

 

下の表が、女性プログラマーの「年齢ごとの平均年収」の情報をまとめたものです。

参考：賃金構造基本統計調査

 

赤色の枠で囲んでいる部分が、女性プログラマーの年収が一番高くなる年齢です。

 

この表のとおり、女性プログラマーの年収は、「50歳～54歳」までが一番高くなるようです。

 

 

それでは、女性プログラマーの「年齢ごとの平均年収」の推移も、グラフで確認してみましょう。

 

下の図は、先ほどの年収額の表をグラフ化したものです。

参考：賃金構造基本統計調査

 

このグラフを見ると、女性プログラマーの平均年収は、３0歳頃までは右肩上がりに伸びていくようです。

 

その後、「３0歳～３４歳」と「35歳～39歳」までの10年間は、４００万円ほどの年収額で横ばいになっていますね。

 

４５歳に入ってからは再び年収がアップして５００万円ほどになり、定年まではそのまま同じくらいの年収をキープする結果となりました。

 

６０歳を過ぎた後は、男性の場合と同じで年収額が大きくダウンするみたいですね。

④男性・女性プログラマーの「年齢ごとの平均年収」には、どのくらいの差があるか？

ここまでに、プログラマーの「年齢ごとの平均年収」について、男性と女性別に見てきましたが、ここからは「男性・女性プログラマーの年齢ごとの年収額を比べると、どのくらいの差があるのか？」という観点で見ていきたいと思います。

 

下の図は、先ほどご紹介した男性・女性プログラマーの「年齢ごとの平均年収」のグラフを重ねたものです。

※グラフ内の青い線が男性の年収額、赤い線が女性の年収額の推移です。

 

それでは、このグラフから読み取れた違いについて、ポイントを確認していきましょう。

 

このグラフを見ると、男性・女性のプログラマーの年収額は、２９歳までは右肩あがりになっていて、ほとんど同じように推移していくようです。

 

その後、３０歳～４４歳までの15年間で、徐々に年収額に差が出てくるようです。男性の年収が徐々に上がっていく反面、女性の年収額は横ばいとなっているので、差が大きくなっていますね。

 

「４５歳～４９歳」までの期間は、男女の年収が同じくらいの額に戻りますが、50歳以降になると再び年収額に差が出て、その後も男性プログラマーの年収の方が高い状態で推移するようです。

 

 

男性・女性プログラマーの「年齢ごとの年収額」を調査した感想

男性・女性プログラマーの「年齢ごとの年収額」について、調べた内容をまとめてみましたが、なかなか面白い結果になりましたね。

 

 

３０歳くらいまでは、男性・女性共にほぼ同じ年収で推移していたのが、３０代から徐々に差が開きはじめ、60歳頃には300万近くの差になってしまうのは、僕としては予想外の結果でした。

 

３０歳頃から男女の年収額に差ができる理由について考えてみましたが、これは結婚や子育ての影響が大きいんじゃないかなと思います。

 

結婚や子育ては生活スタイルが大きく変わるイベントですし、僕の周りでもだいたい３０歳くらいから育児休暇を取ったり、時短勤務をする方が多くなってるので、なるほどなと思う結果でした。

 

まとめ

今回は、男性・女性プログラマーの「年齢ごとの平均年収」についてご紹介しました。

 

「プログラマーって、年齢ごとにどのくらいの年収が貰えるんだろう？」という疑問から情報をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか？

 

男性・女性プログラマー全体の「平均年収」をおさらいすると、以下のとおりでした。

参考：賃金構造基本統計調査

 

60歳くらいの最終的な「平均年収」だけで見ると、男女で大きな差が出てしまってますが、IT業界は他の業界とくらべて「柔軟な働き方ができる」会社が多く、「自分の生活スタイルにあった仕事ができる」ので、おすすめの仕事です。

 

「自分のペースで自由に働きたい」という人は、プログラマーの仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか？