こんにちは!
エンジニアのShioです。
この記事では、
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システムエンジニアの「平均年収」はどのくらい?
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男性・女性エンジニアの「平均年収」は年齢別にどう推移するの?
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「男性・女性エンジニアの年収」は、どのくらいの差があるの?
といった疑問にお答えしています。
あなたは、「システムエンジニア」の年齢別の年収額って、どのくらいか知っていますか?
僕も普段はエンジニアとして働いていますが、
・「システムエンジニアって、年齢ごとの年収はどのくらいなんだろうう?」
・「男性と女性のエンジニアで、年収にどのくらいの差があるんだろう?」
といったことが気になる方もいるんじゃないでしょうか?
そこで今回は、「男性・女性システムエンジニア」の「年齢別の平均年収」について、調査してまとめてみました!
この記事の概要
この記事の概要は、以下のとおりです。
・対象読者:システムエンジニアの「年齢別の平均年収」について知りたい人
・この記事を読むと:男性・女性エンジニアの「年齢別の平均年収」が分かる
今回の記事では、「男性・女性システムエンジニア」の「年齢別の平均年収」と、「男性・女性エンジニアの年収額の差」について解説しています。
男性・女性のシステムエンジニアの「年齢別の平均年収」が分かれば、よりリアルな仕事のイメージを持つことができるので、IT業界への転職や就職に役立てることができます。
IT業界や、システムエンジニアの仕事に興味がある人は、参考にどうぞ。
この記事を書いた人
東京のIT企業でシステムエンジニアをしています。
エンジニア歴は10年以上。
・主な開発スキルはJava、JavaScript、HTML、CSS、COBOL、SQLなど。
・経験した業務は企画、設計、開発、導入、保守、ヘルプデスク、研修講師(プログラミング研修、システム操作研修)など。
文系からITエンジニアになって苦労したことから、未経験の人にも分かりやすい解説を心がけています。
目次
【システムエンジニアの年収】男性・女性エンジニアの「平均年収」【年齢別の推移をグラフで解説】
それでは、システムエンジニアの「年齢別の平均年齢」について解説していきます。
①男性・女性システムエンジニアの「平均年収額」はどのくらい?
「年代別の年収額」を見ていく前に、まずはシステムエンジニア全体の「平均年収」を、男性・女性別に見ていくことにしましょう。
この記事では、政府統計データ「賃金構造基本統計調査」を参考にして、「システムエンジニア」の「推定年収額」を算出しました。
データを確認したところ、「システムエンジニア」全体の「平均年収」は以下のとおりでした。
・システムエンジニア(男性):570.3万円
・システムエンジニア(女性):462.2万円
参考:賃金構造基本統計調査
※ご紹介している内容は、この記事を書いている時点(2020年2月時点)の最新版データ、「H30年の調査結果」を元にして算出しています。
それでは、システムエンジニアの「年齢別の年収額」には、どのくらいの差があるのでしょうか?
ここからは、男性・女性システムエンジニアの「年齢別の平均年収額」がどのくらいなのか、順番に見ていきましょう。
②「システムエンジニア(男性)」の年齢別「平均年収額」
まずは男性エンジニアの年齢別の年収額を見ていきましょう。
※ここでは、データが見やすくなるように、表とグラフでご紹介していきます。
下の表は、システムエンジニア(男性)の年収額を、年齢別にまとめたものです。
参考:賃金構造基本統計調査
赤色の枠で囲んでいるところが、男性エンジニアの年収が一番高くなっている年代です。
この表を見てのとおり、男性のシステムエンジニアの場合、50歳~54歳が年収額がいちばん高くなるようですね。
それでは、「年齢別の年収額」をもっと見やすくするため、グラフでまとめてみます。
下の図は、先ほどのシステムエンジニア(男性)の年収表を、グラフ化したものです。
参考:賃金構造基本統計調査
このグラフを見てのとおり、男性システムエンジニアの年収は、54歳まで右肩あがりに伸びていくようです。
年代が上がるごとに、年収額も順調にあがっているので、特に問題は見当たらないですが・・・。
あえてポイントを挙げるなら、40歳~49歳までの10年くらいの期間で、年収額が横ばいになってるのがちょっと気になるくらいですかね?
その後、50歳代に突入してからは年収が少し増額し、59歳までの10年間はふたたび横ばいの状態となっています。
60歳を過ぎたあとは、定年をむかえることもあってか、年収額は500万くらいにダウンするみたいです。
③「システムエンジニア(女性)」の年齢別「平均年収額」
つづいては、システムエンジニア(女性)の年齢別の年収額をチェックしていきましょう。
※こちらも、見やすくするために表とグラフでご紹介していきます。
下の表が、システムエンジニア(女性)の年齢別の年収額をまとめたものです。
参考:賃金構造基本統計調査
赤色の枠で囲んでいる部分が、システムエンジニア(女性)の平均年収がいちばん高くなっている年齢層です。
この表を見てのとおり、システムエンジニア(女性)の場合は、45歳~49歳までが平均年収がいちばん高くなるようです。
それでは、「女性エンジニアの年収額の推移」も、グラフで見ていくことにしましょう。
下の図は、先ほどの年収額の表をグラフ化したものです。
参考:賃金構造基本統計調査
このグラフを見ると、「女性システムエンジニア」の平均年収も、男性の場合と同じように右肩あがりに上昇しているのが分かります。
まず、30歳までは順調に平均年収が上昇するようですが、その後の30歳~39歳までの約10年は、横ばい状態となっています。
40歳~49歳まではふたたび年収が上がって500万円台になり、50代はそのまま500万円台をキープする、というグラフとなっています。
60歳以降は、定年をむかえる関係もあり、男性のシステムエンジニアと同じように年収額がグンと下がり、300万円台まで下がる結果となっています。
④男性・女性のシステムエンジニアでは、「年齢別」の年収にどのくらいの差があるのか?
ここまでは、男性・女性別の年収額を見てきましたが、ここからは、男性と女性のシステムエンジニアの年収額にどのくらい差があるのか見ていきましょう。
下の図は、さきほどまでにご紹介した男性・女性別の「年代ごとの年収額」のグラフを重ねたものです。
※上のグラフの青い線が男性、赤い線が女性の年収額を示しています。
では、このグラフから読み取れるポイントをまとめていきましょう。
まずグラフを左端から見ていくと、29歳ごろまでは男性・女性エンジニアともに右肩あがりで年収額が上がっています。
年収額に差がでてくるのが30代に入ってからで、ここからはどんどんと差が出て、年齢を重ねるごとに大きな年収の差になっていますね。
「男性・女性システムエンジニアの年収額」を調査した感想
男性・女性システムエンジニアの「年齢別の年収額」をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
さきほどの男女の比較グラフを見て分かるとおり、男性も女性も、長期間で見るとどちらも年収が上がっていきましたが、30代以降の男性と女性の年収額に開きが出ているのはなぜなのでしょうか?
自分なりに理由を考えてみましたが、これは結婚や子育てが関係しているんじゃないかと思います。
結婚や子育てを機にライフスタイルが大きく変わる方も多いです。
特に、産休や育休、時短勤務を利用した場合には、年収額にダイレクトに影響するので、この辺が男女の差になっているんじゃないかと思います。
年収差がいちばん大きくなるのは「65歳~69歳」
もうひとつ気になったのが、「年収差がいちばん大きくなるタイミング」です。
ところが調べてみたところ、男女の年収額の差がいちばん大きくなるのは、定年をむかえた後の65歳~69歳までの5年間で、差額は「約180万」となるようです。
男性が500万近く貰っているのも驚きですね。
これについても理由を考えてみましたが、「定年後の再雇用」が関係している気がします。
勤めている会社によると思いますが、勤続年数が長いベテラン社員は、定年をむかえても「シニア社員」として雇ってもらえるケースがあります。
役職が高い人や勤続年数の長い人、休職や時短勤務などをしていない人が優遇されやすいので、必然的に、長く勤めている男性社員の方が採用されやすい傾向にあるんじゃないかな?と思います。
こういう制度があると、それなりの年収をキープしながら働き続けることができるので、このグラフみたいな結果になるんじゃないでしょうか。
システムエンジニアの年収は、30代には日本の平均年収を上回る!
「平成30年」の日本の平均年収は「440万円」ですが、この記事でまとめた結果を見ると、「システムエンジニア」は男性、女性ともに30歳ごろには「440万円以上」の年収額になっています!
年齢にあわせて年収額もだんだんと上がっていくところから考えても、システムエンジニアは「年収面ではいい仕事」と言えるんじゃないでしょうか?
まとめ
以上、この記事では、男性・女性システムエンジニアの「年齢別の平均年収」についてご紹介しました。
ご紹介した内容をおさらいすると、「システムエンジニアの平均年収」は以下の通りでした。
・システムエンジニア(男性):570.3万円
・システムエンジニア(女性):462.2万円
参考:賃金構造基本統計調査
今回は年収に注目してご紹介しましたが、「働きやすさ」をはじめ、IT業界はいいところがたくさんあるのでおすすめです。
IT業界の仕事に興味がある人は、「システムエンジニア」に挑戦してみてはいかがでしょうか。