転職活動の実践期間の「Step5:エントリー」では、事前準備の際に用意した資料を使って実際に企業へのエントリーを開始していく期間です。
今回は、活動の5つ目のステップである、エントリーの際に注意すべきポイントについてご紹介していきます。
目次
エントリー活動とは?
実践期間の最初のステップとなる「Step5:エントリー」では、実際に企業の求人に対して応募資料を提出し、希望の企業に転職の意思表示を行っていく期間です。
エントリー期間では、直前の「Step4:応募資料の作成」で準備した資料を元にして、希望の企業に提出を行っていく期間ですが、後に控える次のステップに備えて、計画的な行動を取っていく必要があります。
■「Step5:エントリー」のイメージ図
エントリー期間に提出するもの
エントリーの期間で提出する資料は「履歴書」と「職歴経歴書」の2種類があります。
この資料を出すと共に、企業の採用担当者側からの書類審査が開始します。
これらの資料は、求人サイトなどを利用したWEB経由での応募の場合には、提出書類を電子データで提出したり、サイト上の入力フォームに必要な情報を入力できるケースが増えています。
また、企業のホームページから直接採用情報を確認したり転職フェアなどに参加して企業情報を入手した場合には、作成した資料を郵送で提出します。その際には、「添え状」と呼ばれる挨拶状を添付して封書で送付する必要があります。
企業からの採用活動は、あくまでも書類に記載された内容を元に行われますが、エントリー時の封書や各書類の書き方、書類の入れ方によって採用担当者の印象が大きく変わってくる可能性がある為、郵送を行う場合には気をつけるようにしましょう。
応募する企業によってはエントリーの際に適正診断や筆記試験を行う場合もあるので、自分の希望する企業がどのタイプの求人を行うのか確認しておきましょう。
「エントリー」時の注意ポイント
希望する企業にエントリーを行う際には、注意するべきことがいくつか存在します。ここからは、エントリー期間での注意点についてご紹介していきます。
転職活動に割ける時間は短いことを把握しておく
みなさんは、転職活動に割ける期間はどのくらいだと考えるでしょうか?
前半にお見せした図の通りに、転職活動の実践期間で必要となるだいたい3ヶ月間です。
その3ヶ月の間を全て転職活動に割けるのが理想的ですが、一般的に転職活動を開始してから内定までの期間は2週間~1ヶ月程度が多くなっています。また、内定後は3ヶ月以内に入社する場合が多いです。
内定が決まるまでの期間は短く、内定すると引継ぎ作業等でほとんど時間がなくなります。
また、内定を貰うと内定を保留にするのは難しいのが現状です。
待っている時間はない事を自覚し、気になる企業は時期を集中させて応募するように気をつけましょう。
応募資料の使いまわしは避ける
これはWEBから申し込むタイプのエントリーでついついやってしまいがちなことですが、WEB上でのエントリーの場合は、1度設定した履歴書などの応募資料のデータを保存しておく機能があるため、使いまわす事が可能です。
提出する資料や自分の職務経験は同じだったとしても、それぞれの企業ごとに求めている人材像が異なることをよく理解しておく必要があります。
WEB提出などの資料が利用できる場合でも、希望する企業に対して最も効果的なアピールが出来るように、その都度応募資料の内容を見直して提出するようにしましょう。
気になる企業には積極的に応募してみる
企業の求人情報を見ているときに、ちょっと気になるけど後回しにするというパターンは多いのではないでしょうか?
何気なく眺めていた求人情報が、いつもは求人情報を出していない企業の職種や好条件の求人であるというケースも少なくありません。
良くも悪くもタイミングが重要となるため、転職活動時の企業の求人情報との出会いは、タイミングによって左右される事が多いことを心がけて起きましょう。
また、一般的な求人情報を熟読することも大事ですが、求人票の募集要項のみでは読取れない情報も多々あります。そういった場合には、ひとまずエントリーを行い、気になるポイントについては面接の際に質問してみるというのも一つの手段です。
良い求人票を見かけたら、タイミングが良かったと判断して少しでも興味のある求人情報には積極的に応募してみるように心がけましょう。
まとめ
今回は、転職活動の実践期間における、エントリー期間のポイントについてご紹介しました。
実践活動の期間で、後に効率の良い転職活動を行う為には、出来るだけ短期間で複数の企業にエントリーを行い、コンパクトに活動を行う事がポイントとなってきます。
転職活動では、あまり時間的な余裕がない事を踏まえて、少しでも興味のある企業があれば、集中的にエントリーを行い、短期間で集中して転職を行うように注意しておきましょう。