この記事では、
- Java開発をもっと効率よく進めたいけど、どんな開発環境があるの?
- Java開発でおすすめの、無料で使える開発環境(IDE)ツールって何があるの?
といった疑問にお答えしています。
こんにちは!
システムエンジニアのShioです。
あなたはJavaの開発をする時、どんな環境でプログラミングしていますか?
システムの開発をする時には、プログラムの「コーディング」や「コンパイル」、「デバッグ」など、工程ごとにいろいろなツールを使う必要があります。
でも、いちいち別のツールを準備して使うのは面倒だし、「ひとつのツールで効率よく開発する方法ってないの?」と考える人も多いと思います。
そこで今回は、Java開発の効率を上げてくれる、おすすめの「統合開発環境(IDE)」ツールを3つご紹介していきます。
【対象読者】
「Javaの開発におすすめな、開発環境(IDEツール)」を知りたい人
【この記事を読むと】
「Java開発におすすめの、無料で使える統合開発環境(IDEツール)3種類」が分かる
この記事を読むことで、Javaの開発効率をアップさせてくれる、「無料で使える統合開発環境(IDEツール)3つ」が分かります。
Javaの開発環境に興味がある人は、参考にどうぞ。
この記事を書いた人
東京のIT企業でシステムエンジニアをしています。
(エンジニア歴は10年以上)
【主な開発スキル】
Java、JavaScript、HTML、CSS、COBOL、SQLなど。
【経験した業務】
企画、設計、開発、導入、保守、ヘルプデスク、研修講師(プログラミング研修、システム操作研修)など。
目次
【Java開発環境】無料で使えるおすすめのJava開発環境3選
具体的なツール名をご紹介する前に、「統合開発環境(IDEツール)ってどんなツールなの?」というところから説明していきます。
「統合開発環境(IDEツール)」とは?
まずはじめに、「統合開発環境(IDEツール)って何?」という人のために、どんなものか説明しておきます。
「統合開発環境(IDEツール)」とは、英語では「Integrated Development Environment」と呼ばれるツールで、略して「IDE」とも呼ばれています。
どんなものか簡単に説明すると、「システム開発に必要なさまざまなツールを、ひとつにまとめたもの」です。
システムの開発では、
- プログラムのコーディングをする「テキストエディタ」
- プログラミング言語で書かれたソースを、機械語に変換する「コンパイラ」
- 複数のオブジェクトや、ライブラリを結合する「リンカ」
- プログラムの不具合を見つける「デバッガ」
といった、様々なツールを使います。
昔は工程ごとに別のツールを使っていましたが、「作業のたびにツールを使い分ける」のは、時間も手間もかかります。
そこで、システム開発がより便利に・効率的にできるように、これらのツールをひとつの環境にまとめて使えるようにしたものが「統合開発環境(IDEツール)」です。
「Javaの開発」におすすめの「無料で使える統合開発環境(IDEツール)」3選
それではここからは、Javaの開発におすすめな「総合開発環境(IDEツール)」をご紹介します。
今回ご紹介するのは、以下の3つになります。
- 「eclipse(イクリプス)」
- 「IntelliJ IDEA(インテリジェイ アイディア)」
- 「NetBeans(ネットビーンズ)」
それでは、順番にご紹介していきます。
①「eclipse(イクリプス)」
公式ページ:https://mergedoc.osdn.jp/
おすすめの「統合開発環境」の1つ目は、「eclipse(イクリプス)」です。
「eclipse」は、1998年にIBMカナダが、Javaのアプリケーション開発を目的として作った無料のオープンソースソフトウェアです。
発表されてからの歴史が長いこと、世界でのシェア数が多いことから、実装されている機能数、拡張プラグインが豊富で、Java向けの統合開発環境としてとても優秀です。
※この「eclipse」自体もJavaで開発されています。
Java向けの開発環境として作られましたが、プラグインを導入することで、C言語やCOBOL、JavaScript、PHP、Python、Rubyなど、さまざまな言語のアプリケーションの開発に利用できます。
僕も仕事でシステム開発をする時は、この「eclipse」を使っています。
「eclipse」は、長い間たくさんの人に使われているので、ネットで検索すればすぐに使い方が調べられます。
プログラミングは分からないことが出て行き詰まることも多いですが、すぐに答えが分かるという点から、「eclipse」は初心者の人におすすめです。
②「IntelliJ IDEA(インテリジェイ アイディア)」
公式ページ:https://www.jetbrains.com/ja-jp/idea/
おすすめの2つ目は、「IntelliJ IDEA(インテリジェイ アイディア)」です。
「IntelliJ IDEA」は、チェコのJetBrains社が2000年に開発した「統合開発環境(IDEツール)」です。
「開発者の生産性を最大限に引き出す」ことを目的として作られており、Javaの「統合開発環境(IDEツール)」として、世界的に人気を得ています。
こちらは、有償版の「Ultimate Edition」と、無償版の「Community Edition」の2種類が提供されています。※無償版の「Community Edition」はオープンソースのソフトウェアです。
こちらのツールも利用している人が多いので、行き詰まった時にはネット検索で解決策が見つけやすく、初心者におすすめの開発環境です。
③「NetBeans(ネットビーンズ)」
公式ページ:https://ja.netbeans.org/
最後におすすめするのは、「NetBeans(ネットビーンズ)」です。
「NetBeans」は、アメリカのサン・マイクロシステムズ社が開発した、オープンソースの「統合開発環境(IDEツール)」です。
最初にリリースされたのは1999年で、2010年にサン・マイクロシステムズ社がオラクル社に買収されて以降は、オラクル社が中心となって開発を続けています。
※Javaの他にも、C言語やJavaScript、PHPなどのプログラミング言語にも対応しています。
この「統合開発環境」のいちばんのポイントは、Java言語のリリース元のオラクル社が開発しているところです。
「Java言語を開発している会社が作っている」ので、Javaがアップデートされた場合でも、どこよりも早く対応してくれ、いつでも最新のバージョンでJavaの開発ができるのが、おすすめのポイントです。
まとめ
以上、今回はJavaの開発におすすめな「無料で使える、統合開発環境(IDEツール)」を3つご紹介しました!
いろいろなツールが合わさっているので、Javaの開発に慣れていない人は、最初は機能が多くて戸惑うかもしれません。
しかし、この「統合開発環境」を使いこなすことで、プログラミングの効率がグンと上がるため、はやい段階で慣れておくのが良いと思います。
それぞれのツールで使い勝手が異なるので、まずは自分にあうものがどれなのか試してみるのが良いと思います。
「まだ使ったことがない」という人は、便利なのでぜひ活用してみて下さい!