こんにちは!
システムエンジニアのShioです。

この記事では、
- 「RPAの有名ソフトには、どんな種類があるの?」
- 「それぞれのツールで、どんな特徴があるの?」
といった疑問にお答えしています。
あなたは、「RPAツール」という名前を聞いたことがありますか?
最近では「業務効率化」の観点から、RPAツールの導入を検討している会社も増えているようですが、
- 「RPAツールの有名ソフトには、具体的にどんなものがあるの?」
という人もいることでしょう。
そこで今回は、僕がエンジニアとして働く中で、特に名前を聞く「RPAツールの有名ソフト」を3種類ピックアップして、特徴をご紹介します。
この記事のポイント
この記事のポイントは、以下のとおりです。
・対象読者:「RPAの有名ソフト」について知りたい人
・この記事を読むと:「RPAの有名ソフト」3種類と特徴が分かる
RPAツールの「有名ソフト3種類」と、「どんな特徴があるのか」を把握しておけば、導入時に戸惑うこともなくなり、あなたの職場にぴったりなソフトを選ぶことができます。
RPAツールに興味がある人は、参考にどうぞ。
この記事を書いた人

東京のIT企業でシステムエンジニアをしています。
エンジニア歴は10年以上。
・主な開発スキルはJava、JavaScript、HTML、CSS、COBOL、SQLなど。
・経験した業務は企画、設計、開発、導入、保守、ヘルプデスク、研修講師(プログラミング研修、システム操作研修)など。
文系からITエンジニアになって苦労したことから、未経験の人にも分かりやすい解説を心がけています。
Contents
【RPAの有名ソフト3選】ツールの種類と特徴を解説
それでは、「RPAツールの有名ソフト」について、順番に解説していきましょう。
「RPAツール」とは?
具体的な「有名ソフトの種類」をご紹介する前に、まずはじめに「RPAツール」がどんなものなのかについて、簡単に説明しておきましょう。
「RPAツール」とは、正式名称では「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」といいます。
日本語では「ロボットによる処理の自動化」という意味をさす言葉で、3つの単語の頭文字を略して「RPA」と呼ばれています。

※「RPA」ツールの細かい説明や「AI」との違いについては、下の記事で説明しています。
「RPAツール」の有名ソフト3種
それでは、僕がエンジニアとして働く中でよく名前を耳にする、「RPAツール」の有名ソフト3種類と、それぞれの特徴についてご紹介していきます。
①WinActor(ウィンアクター)
公式ページ:https://winactor.com/
「RPAツール」の有名ソフトの1つ目は、「WinActor(ウィンアクター)」です。
「WinActor」は、NTTグループが研究・開発を行った、日本国産の「RPA」ツールです。
「RPA」で有名な製品は海外のものが多いのですが、純国産の製品で名高いのが、こちらのソフトです。
国産製品という安心感、信頼性の高さから、日本企業への人気が高いのが特徴で、国内では「シェア数No.1」を誇っています。

僕もユーザー先で「RPAを適用したいんだけど・・・」と相談されるときは、こちらの「WinActor」を既に導入していたり、実証実験に利用しているところが多いです。
日本製品というだけあり、操作のしやすさ、サポート体制などが充実しているので、はじめて「RPA」を導入する場合でもおすすめできる製品です。
②UiPath(ユーアイパス)
公式ページ:https://www.uipath.com/ja/
有名ソフトの2つ目は、「UiPath(ユーアイパス)」です。
「UiPath」は、「RPA」の分野で世界的に有名なアメリカ企業の製品です。
こちらのソフトは、2018年に「世界シェアNo.1」を獲得し、世界中の5,000社をこえる企業で利用されるなど、グローバルな展開を見せています。
日本国内では、2017年に「UiPath 株式会社」が設立され、本格的なサービスの展開がはじまりました。

日本市場に参入したのは2017年とわりと最近ですが、ITイベントでの大々的に宣伝していたり、ユーザー先でも実証実験に使われていたりと、僕も目にする機会が多い製品のひとつです。
「UiPath」は製品の使い勝手が良いだけでなく、開発者向けのオンラインのコミュニティも充実しているのが特徴です。そのため、今後も国内外での利用者の拡大が予想されています。
③Automation Anywhere(オートメーション エニーウェア)
公式ページ:https://www.automationanywhere.com/jp/
「有名ソフト」の3つ目は、「Automation Anywhere(オートメーション エニーウェア)」です。
「Automation Anywhere(オートメーション エニーウェア)」は、「RPA」ツールの設計・開発を行うアメリカ企業の製品です。
世界90か国、3,500社以上のユーザーに利用されている、世界的に有名な「RPA」ツールのひとつです。
日本法人は2018年に設立しており、マニュアルやツールの日本語化など、徐々に日本向けのサービスを拡大しています。
この「RPAツール」の最大の特徴は、「サーバー側での実行/管理を行う」点です。
サーバー上での実行管理・ログ解析を得意としているので、処理の実行監視や、大規模な業務処理など、「大規模運用を目的としたユーザー」での利用に向いています。

先にご紹介した2つの製品とくらべると、名前を聞く機会は少ないですが、ITイベントで見かけたり、実証実験の話を聞いたりと、国内市場で存在感を強めてきているソフトです。
サーバー側での実行管理や操作方法が、「プログラムを組む感覚」に近いので、さきほどご紹介した「WinActor」や「Uipath」に比べると、ややエンジニア向けの仕様になっています。
こちらのソフトは、より高度な処理の実装・実行結果の分析が必要となる大規模ユーザーや、タスクの管理をしたい場合におすすめです。
まとめ
以上、「RPAツール」の3種類の製品をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
どれかひとつでも、「名前を聞いたことがある」という製品はあったでしょうか?
ひとことで「RPAツール」と言っても、いろいろなソフトがあります。
それぞれのソフトで操作感が違っていたり、得意なこと・苦手なことがあるので、まずはいろいろな製品を比べてみるのをおすすめします。

僕がふだんの仕事をしている印象ですが、
「とりあえずお試しで使ってみたいんだけど・・・。」
という「軽い実証実験」には、普段使いのノートパソコンでもシナリオ作成・実行ができる、「WinActor」や「UiPath」がよく利用されているように感じます。
「RPAツールを使ってみたいけど、どのソフトがいいんだろう?」と思ったら、まずは無料のトライアル版を利用してみるなど、普段の業務に使えそうか積極的に試してみるのをおすすめします。