こんにちは!
システムエンジニアのShioです。
この記事では、
- 「プログラマーとシステムエンジニアって、どんなところが違うの?」
- 「プログラマーとシステムエンジニアは、エンジニアの種類や仕事内容、給料にどのくらい違いがあるの?」
といった疑問にお答えしています。
最近は「プログラミングを勉強して、ITエンジニアを目指してます!」という人をよく見かけます。
しかし、「プログラマーとシステムエンジニアの違いがいまいち分からない・・・」って人も、意外と多いんじゃないでしょうか?
そこで今回は、「プログラマーとシステムエンジニアはどんなエンジニアの種類で、仕事内容・給料にどのくらいの差があるのか」といった、「プログラマーとシステムエンジニアの違い」についてご紹介します。
この記事の概要
この記事の概要は、以下のとおりです。
【対象読者】
「プログラマーとシステムエンジニアの違い」に興味がある人
【この記事を読むと】
「プログラマーとシステムエンジニアの種類の違いと、仕事内容・給料にどのくらいの差があるのか」が分かる
「プログラマーとシステムエンジニアの違い」を、「エンジニアの種類」・「仕事内容」・「給料」の3つの視点から理解しておけば、あなたにぴったりの職種を、迷わず選ぶことができるのでおすすめです。
プログラマーやシステムエンジニアなど、「ITエンジニアの仕事」に興味がある方は、参考にどうぞ。
この記事を書いた人
東京のIT企業でシステムエンジニアをしています。
(エンジニア歴は10年以上)
【主な開発スキル】
Java、JavaScript、HTML、CSS、COBOL、SQLなど。
【経験した業務】
企画、設計、開発、導入、保守、ヘルプデスク、研修講師(プログラミング研修、システム操作研修)など。
目次
プログラマーとシステムエンジニアの違い【仕事内容・給料の違いをわかりやすく解説】
それでは、「プログラマーとシステムエンジニアの違い」について、順番にご紹介します。
まずは、「プログラマー」と「システムエンジニア」は、エンジニアの種類として、どんな違いがあるのか解説していきます。
「プログラマー」と「システムエンジニア」って、何が違うの?【エンジニアの種類を解説】
それでは、「プログラマー」と「システムエンジニア」の違いについて見ていきましょう!
「プログラマー」と「システムエンジニア」は、どちらもシステム開発に携わる仕事ですが、一体どういった違いがあるのでしょうか?
「どっちも似た仕事じゃないの?」という人もいそうですが、わざわざ違う職種で呼び分けているので、仕事内容にも違いがあるはずですよね?
まずは違いを知るために、「プログラマー」と「システムエンジニア」がどんな種類のエンジニアなのか、確認していきましょう。
①「プログラマー」とは?
まずは「プログラマー」について説明していきましょう。
「プログラマー」とは、ひとことで表現すると「プログラミング言語」を使ってコンピューターに指示を与える「プログラム」を作る人のことです。
「システムの規模」によって、役割が変わることも
システムの設計書は、中規模以上のシステムでは「システムエンジニア」が作成するのが一般的です。
ただし、小規模なシステムの場合には、「システムエンジニア」と役割を分けずに「プログラマー」が設計書を作るケースもあります。
システムの規模以外にも、業界や会社などで「プログラマー」の役割が違ったりもするのですが・・・。
基本的に「プログラマー」=「プログラムを作る人」と覚えておきましょう。
「プログラマー」は、開発現場で実際に「プログラムを作る」人です。
社内での開発作業がメインなので、クライアント先に出向く機会は少ないです。
②「システムエンジニア」とは?
続いて、「システムエンジニア」はどんな種類のエンジニアなのでしょうか?
「システムエンジニア」とは、「要件定義」から「導入後のサポート」まで、システム導入に関わるクライアントの要望に対して、総合的に担当するエンジニアのことです。
- 「システム開発時」
- 「システム導入後」
①「システム開発時」の役割
「システムエンジニア」「システム開発時」には、クライアントの要望からシステム設計書を作り、「プログラマー」への指示と、開発作業の進捗管理を行います。
「プログラム」が完成すると、それぞれの「プログラマー」が作った複数の「プログラム」を組み合わせて、システム全体が正しく動作するかテストし、クライアント先に導入します。
②「システム導入後」の役割
「システム導入後」には、システムの稼働状況を確認し、ソフトウェアやハードウェアを含めた「システム全体の保守作業」を行います。
改善すべきところが見つかった場合には、プログラムの修正やリリースを行い、システムが安定して稼働できるように努めます。
「システムエンジニア」は、システム開発から導入後のサポートに至るまで、幅広い業務を担当します。
「システムエンジニア」は、「プログラマー」と比べると、「社外を出歩く機会が多い」職種です。
クライアントとの打合せに加えて、システム化に向けた情報収集や実地調査、データ分析が必要なケースもあり、「システムの知識」だけでなく「クライアント側の業務知識」も求められる職種です。
「システムエンジニア」と「プログラマー」の大きな違い【「仕事内容(業務範囲の広さ)」と「給料」の違い】
ここまでに、「プログラマー」と「システムエンジニア」がどんなエンジニアの種類なのか、といったことをご紹介しました。
続いては、「プログラマー」と「システムエンジニア」の「大きな違い」として、下の2つのポイントに注目してご紹介していきます。
- 「仕事内容(業務範囲の広さ)」の違い
- 「給料」の違い
それでは、順番に解説していきます。
①「仕事内容(業務範囲の広さ)」の違い
「プログラマー」と「システムエンジニア」の大きな違いの1つに、「仕事内容(業務範囲の広さ)」があります。
ここまでにそれぞれのエンジニアの種類についてご紹介しましたが、2つの職種を比べると、「システムエンジニア」の方が「仕事内容の守備範囲が広い」ことが分かります。
例えば、システムの開発から保守までは、以下のような流れで作業が進んでいくのですが・・・
- 要件定義
- システム設計
- システム開発
- 動作テスト
- 導入
- 稼働維持・保守・機能改善など
これらのうち、「プログラマー」は「システム開発」と「動作テスト」の2つを担当しますが、「システムエンジニア」はすべての作業に携わります。
「要件定義」や「システム設計」などのシステム開発の上流工程は、プログラミングのスキルに加えて、業務知識も必要になります。
そのため、「プログラマー」として数年の開発経験を積んでから、「システムエンジニア」にキャリアアップするのが一般的です。
上流の工程からプロジェクトに関わる「システムエンジニア」は、「プログラマー」の「上位職」です。
②「給料」の違い
「プログラマー」と「システムエンジニア」の大きな違いの2つ目は、「給料」の違いです。
これはIT業界に限った話ではないですが、どの業界も「上流の工程を担当する職種ほど、給料が高くなる」傾向があります。
「システムエンジニア」は、「要件定義」などの上流工程を担当し、さらに稼働後の保守作業も含めた広い範囲の作業をカバーすることからも、「給料(平均年収)」は「プログラマー」よりも高くなっています。
まとめ
以上、「プログラマー」と「システムエンジニア」の違いについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
いろいろと説明しましたが、
- 「プログラム開発」に特化したのが「プログラマー」
- 「より広範囲な業務を担当する」のが「システムエンジニア」
というふうに覚えてもらえれば良いかと思います。
周りとの調整や、大規模なシステム開発に携わりたい人は「システムエンジニア」。
といった具合に、自分の興味のある方向性から、エンジニアの種類を選ぶと良いかもしれません。